ちょっと前、あちこちで町の半鐘が盗まれたという話を聞いた。
それ以後マンホールのふた、道路のフェンス、公園の滑り台、墓地のお線香受け・・・出るわ、出るわ、ありとあらゆる鉄製品を盗む罰当たりな犯罪が横行しているようだ。
昨日は高齢の電線ドロが女子高生に捕まったなどというニュースがあった。
こんなことはちょっと前までは聞いたことがない。
日本人もついにここまで壊れてしまったか・・・と思ったものだ。
だが、ちょっと待てよ。
昔、私が子供の頃だって周囲に無精ひげのちょい悪オヤジはたくさんいた。
その人たちが盗まなかったのは、道徳心があったから?・・・そうとはとても思えない。
つまり、昔はちょい悪オヤジが売りたくても、明らかに盗品と分かる物を買い取る業者がいなかったし、さばくルートがなかったと考えるのが妥当だろう。
どうも最近は明らかに盗品と知って買い取る裏ルートの国際的な犯罪組織ができたようだ。
ただ、これも北京オリンピックまでの一時的な現象と見る向きもあるが・・・。
いったん味をしめたワル供は簡単にあきらめるのだろうか?
ブラジルでは盗難防止のために高圧電流を流すという荒っぽい手段をとっているところがあるという。それって、すごく危険な気がするが、気持は分かる。
そういえば最近は車だって買取ルートが以前とはずいぶん変わった。
普通、新車も3回目の車検で査定ゼロとなるというのが一般的な認識だった。
だから以前は7~8年も乗れば下取りなんてあきらめたものだが、今はボロ車でも昔では考えられない価格で買い取ってくれる業者が現れている。
これは裏ではないが、国際的な新しい中古車販売ルートができたお陰のようだ。
また並行して、高級車をねらう盗難車の裏の売買ルートもあって被害に遭う人が続出しているようだ。
もう何ごとも国内だけを考える時代は終わった。
立法も司法も行政も国際犯罪組織を視野に入れた対策を考えなくてはならないといった、厄介な時代になったものだ。
5 件のコメント:
成功しました。
お忙しい中、お返事ありがとうございました。
どうやら、管理者の承認が悪戯していたようですね。
プレビューをクリックするとうまくいかないようです。
きんやさん
いろいろお手数をおかけしました。管理者承認ははずしたままとします。もし、悪質ないたずらがあれば、そのとき考えます。
その頃には問題点が修正されているでしょう。
上のコメント、匿名さんになってしまいました。 tamy
公園の滑り台の金属をかっぱらう、なんて昔は無かったですね、心の道徳心が崩壊してきましたね、英語ではモラルハザードと言うそうですよ。お偉い方も平気で嘘を言うし困ったもんですね。
大さん、コメントの名前は「大」だけでよいようです。大さんさんになっています。
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