2007年3月28日水曜日

コミュニティの大切さ

この1年間、自治会のお手伝いをしたが、それなりに役に立った1年間だった。

この地に住んで30年以上、サラリーマン時代は単身赴任の期間もあって地元の自治会への参加はお世辞にも積極的とはいえなかった。隣組長は順番で何度か回ってきたが、そのときは家内に任せきりだった。サラリーマンをリタイアして、家にいるようになったので、今までの罪滅ぼしの意味もあって役員を引き受けた。

この1年間で地元のコミュニティー活動には実に多種多彩な活動があることを知った。ある役員仲間は「市の行政が怠慢で、何でもかんでも自治会に押し付ける」とぼやく人もいた。

私はあまり偉そうなことはいえないのだが、この意見には反対だ。地元の用件を何でもかんでもお役所に依頼するには膨大なお役人が必要となる。つまり税金が増えることを意味する。地元でできることは自治会でやるべきだろう。

それに加えて、さらに言わせてもらうと、市議会などという存在も不要だと思う。これなどはヨーロッパの先進国と同じように、ボランティアで十分ではないか?ましてこれからはどこの地域にも元気で経験豊かな高齢者がたくさんいる。そういう人達が市会議員の代わりになって、市民を代表してお役所のやるべきことを監視したり、指示をしたりすることで十分ではないか?

東京23区では孤独死が年々増えて、昨年は年間4,700人以上になっているという。サラリーマンは会社内の付き合いが多く、リタイアすると途端に孤独になる人が多い。これからは益々孤独死の予備軍が増えるといわれる。

「向こう三軒両隣り」といった時代には隣近所との付き合いは、時には面倒で煩わしいこともあっただろう。最近は場所によっては隣のドアの住人の顔を知らないということもあるという。それぞれ一長一短だが、昔ほどではなくとも、最低限の声かけや交流があった方が生活にも潤いがあってよいように思うがどうだろうか?

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

tamyさん、隣組の自治会の役員をなさって社会参加を実践しておられるので、立派ですよ。元気に体力を維持されているので健康にも作用して相乗効果があるのでしょう。最近は近所付き合いも寂しくなって、寂しい限りですが、地方に生活していますと、確かに高齢化がひどいスピードで進んでいますね。十年先、二十年先はどんな社会に成りそうですかね夢のあった我々の時代が最高だったのかも知れませんね。

tamy さんのコメント...

大さん、私の場合昨年の今頃は病状が安定していたので役員をお引き受けしました。何とか1年乗り越えましたが、これからはどうなるかは分かりません。この辺は田舎なので近所とのお付き合いは結構濃い方だと思います。ご近所で老夫婦だけなので自治会活動には参加できないという世帯があります。従って益々できる人ができない人を助けるという構図は必要なのでしょうね。