2007年5月28日月曜日

【抗がん剤治療 入院第18日】

抗がん剤点滴後14日目

朝6:00起床と同時に看護士さんが採血に来た。退院は今まで何度も期待を裏切られたので、今はあまり期待をしないで「ケ・セラ・セラ」という気持になっている。
今日の副作用・・だるさは今までより軽くなっている。指先は相変わらず親指、人差し指の先端に軽い痺れを感じる程度。副作用の脱毛がどうも昨夜から始まったようだ。ブラシをかけると、抜け毛が今までの何倍というびっくりするような量。「来るものがきたか?」という感じだ。

9:00主治医のY先生が血液検査の結果を持って病室に見えた。白血球は8,040で異常なし。ただ、肝臓の数値(GPT、GOT、γ-GTP等)が毎日注射をしているのに、なかなか下がらない。肝臓の数値が下がらないと、次のステップへ進めないので、今週の木曜日ぐらいまで退院を延期して、肝臓の数値改善に取り組むことになった。肝臓数値改善の注射を継続し、同じ目的の錠剤を1日3回飲むことになった。

一般的な副作用の説明文書を見直してみると、その中に肝臓の数値が上がるということは書かれいない。これは私だけの特異な例なのかもしれない。イレッサの時も途中で今回と同じように肝臓の数値が上昇して、イレッサの服用を毎日服用から隔日服用に変えたことがあった。

日頃肝臓に関する疾病の経験はあまりないのだが、私の肝臓は薬物に過敏なのかもしれない。

6 件のコメント:

   さんのコメント...

 tamyさん

 みえないもののデータで左右される、ケセラセラの境地、同感です。
 病院食はたしかにカロリーコントロ-ルされていて、治療中の負荷もあって私も肥りませんでした。退院してヒキコモリ状況で食べていると肥ります、肥れるのは良い事のようです。

 ブログにアップしましたが、イレッサ導入準備中です、EGFR検査の保険適用、検査機関の所在など進行中の技術をつかまえて利用するのは大変です、私の病院は対応していない。

匿名 さんのコメント...

私は悲しいメタボ・・。病気で痩せてもうれしいのです。振り返ると過去30年、ダイエットと取り組んだ歴史でした。久しぶりに会う人は「太った?」という人と「やせましたね」という人が常にいるのです。なぜって、いつもやせたり太ったりの波を繰り返していて、前どの時期に会ったかによって変わるのです。やはり健康でやせる・・でなければダメですよね。

匿名 さんのコメント...

体重が増すことは癌患者には良い知らせでしょう。ガン細胞に負けてない証拠ですね。見通しが明るいのです。体重減は癌の進行に伴ってきますので、メタボ症状を気にしている頃が懐かしいですよ。

匿名 さんのコメント...

大さん、痩せてよかった、なんて言っていられるのは今の内だけだと思います。抗がん剤治療をした多くの人は3クール、4クールがひどかったと言っています。抗がん剤の成分は徐々に蓄積するせいでしょう。まあ、覚悟はしています。

匿名 さんのコメント...

tamyさん、肝臓の数値は上がらなければ、良いと考えます、肝臓はだんだん異常な物質に慣れてきて、落ち着くと思いますよ。脱毛は初めての経験でショックでしょうが、患者会に参加してくる女性には帽子をかぶって来ていましたが、点滴を止めると元に戻っていました。闘病記とよく書かれていますが、本当に闘病と言う言葉が癌には適切な言葉ですね。静かに受け入れて平穏な精神で入院生活が出来れば良いのですが、皆が皆、そんな気持ちにはなれません。tamyさんは冷静です。データーも正確に記述されて感心しています。退院して自宅から富士山を見たいですね。同じ気持ちです。

tamy さんのコメント...

大さん、いつも励ましてくれてありがとうございます。副作用のひとつひとつが知識としては分かっているのに、自分がその場に遭遇すると気持が乱れるものです。でも、こういうやり取りをすると随分気持は落ち着きます。それがブログをやる意味でもあるのでしょうね。