2007年5月15日火曜日

【抗がん剤治療 入院第5日】

今日はいよいよ今回入院のメインイベント、抗がん剤の点滴だ。約5時間(結果的には6時間になった )の我慢タイム。

内服①レスタミン5錠服用。タキソールによるアレルギー症状を予防。

点滴①ザンタック注(胃酸の分泌を抑え、胃の症状を和らげる)+デカドロン注射液(アレルギーを抑え、吐き気を抑える(吐き気を抑える)約20分
点滴②カイトリル(吐き気を抑える)約20分
点滴③タキソール注(一般名:パクリタキセル)がん細胞の細胞分裂を阻害。約3時間
点滴④パラプラチン注(一般名:カルボプラチン)がん細胞の遺伝子と結合して、細胞増殖を抑える)。約1時間

●点滴に先立って、左胸に心電図を付ける(遠隔用)。
点滴の安全対策:看護士さんがバーコードリーダーを持ち、点滴のバードコードと患者の左腕にしているIDの両方を読み取る。本人の物でない点滴をしようとするとブザーがなって間違いを知らせてくれるそうだ。

点滴が長時間なので、針を刺す腕は利き腕の反対の腕が一般的。つまり私の場合は右利きなので、左に針を刺そうとした。ところが左腕は四苦八苦。静脈が表面に出ていないので、相当時間探したが見つからず1箇所無理して針を指したが、うまく静脈に当たらず結局抜いて(痛い)、右腕になった。右腕には可能な位置は何箇所かあるようだ。トイレに行くときや食事の時、利き腕を使えないで苦労をした。

●本日一番の主役の③タキソール注(一般名:パクリタキセル)にはアルコールが含まれる(ビール500ml相当分)。下戸の私はこれが一番心配。何しろビールは350mlカンで十分なのだ。それで真っ赤になる、それ以上飲むことはあるが、天井が回ったり、体調が悪いと吐いたりする。
心配の通り点滴が始まってすぐに顔がカーッと熱くなり、フラフラしてきた。血圧も上昇した(最初だけ、その後すぐ正常値に下がった。点滴中は血圧は頻繁に図る)。やがていつもお酒を飲んだ状態になった。この症状はお酒に弱い人や女性にはよく出るそうで、点滴をやめるほどの症状ではないらしい。

お酒の場合は飲み始めてしばらく後だが、点滴は血液に直接注入するので、点滴が始まってすぐその症状が出た。それでもしばらくするとその状態は安定し、顔は赤くなったが正に気分のよいほろ酔い機嫌になった。それが夕方まで続いた。食欲はあり、点滴中の昼食も、終了後の夕食も100%食べた。若い先生方や看護士さんに随分からかわれてしまった。点滴ではなく、今日は一杯飲みに行ったと思えば気は楽だ。

朝10:00開始の予定だったが、看護士さんの都合で11:00開始になった。タキソールで上記の問題が出たので、様子を見い見い途中まで点滴の速度を落としたので、5時間の予定が6時間になって、夕方5時に無事終了した。

まあ、一難去ったが、これからの副作用の出方と、2クール目後(順調に行けば2ヵ月後)に行うCTの結果がどう出るかがこれからの課題だ。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

詳しく、抗ガン剤の情報を見ています。あまり気にかけずにすんなりと受け入れている感じがします。偉いですね、感心しています。これほど確かな抗ガン剤の証明は他に無いのですね。厳しさが伝わってきます。tamyさんと同じ道を歩むか全国の患者が試されているように思います。

匿名 さんのコメント...

大さん、こういう病院に入ると周囲には自分より悪い人がたくさんいます。そういう人達と会話をすると、自分より厳しい上状況なに・・・ととても勇気がもらえます。