2007年6月10日日曜日

抗がん剤治療と年齢

最近はブログの更新をさぼりぎみ・・・。時間がない?いやいや時間はたっぷり。でも、どうも書こうという意欲がわかないのである。それだけではなく、何ごとにも意欲がわかない。ぼーっとしているうちに1日が終わる。5月の末に退院したので、退院してから10日がたつ。退院当初は全身のだるさがあったが、それも徐々に抜け、今はどこが悪いということはないのだが、次の治療を待つ身としてはどことなく「気分は病人」なのである。

私の場合は無職だからそれですむが、入院中私の隣の病室の人は49才でサラリーマン現役の人がいた。その人は平日でも大事な用事があるといって、先生にお願いして外泊して仕事に行っていた。

患者のほとんどは高齢者だったが、1~2割ぐらいは40~50代の患者をみかける。私の場合も、もし49才の頃だったらどうだろうと考えてみた。例え抗がん剤治療でも、仕事を休みっぱなしというわけにはいかなかったであろう。仕事を捨てられればともかく、生活がかかっていて妻子がある以上そうはいかない。となると可能な限り、仕事の方へもある程度の重心をかけていなければならない・・・となるであろう。抗がん剤の治療をしながら仕事へもいく・・体験したから分かるが、これは結構きついだろう。仕事にも悪影響があるだろうし、治療にも支障をきたす。

私の場合はサラリーマン最終年(62歳)の春に受けた人間ドックでガン告知を受けた。最終年は仕事はほとんど後継者への引継ぎだけになっていて、幸か不幸か閑職になっていたので、会議もすべて後継者が出ればよくなっていたし、出張などもなかった。従って、誰にも遠慮なく治療に専念できた。そういう意味ではラッキーとも言えるし、人生全体からみると仕事から解放されると同時に闘病生活に入ったのだから、これほどアンラッキーなことはない。

結局は、年齢はいくつであっても、病気はしてはいけないということのようだ。

4 件のコメント:

   さんのコメント...

 tamyさん

 こちらのマイナー・ブログも更新が毎日ではなくなっています、いそがしくはないのに(^O^)。私も全身的な軽い倦怠感、下肢の疲労感などでています。

 副作用には、非血液性と血液性の両面があるということを、日本医学会のセミナーで聞きました、吐き気に代表されるものと、白血球値例の骨髄抑制ってやつです。
 後者はなんの自覚もないから、数値低下の影響はわけわからずのうちに出てきて、退院延期の破目に見舞われる。簡易検査ってないのか?

 ブログに書かなかったエピソード、セミナー最後に質疑応答になりました、でも事前の文書提出が良く守られてフロアからの挙手質問は出ませんでした、時間もなかった、皆さん勉強して聞きたい事は事前に準備してこられたんですね。閉会の挨拶で出月副会長がこれに触れて「皆さん良く勉強されている」とお褒めの言葉がありました。
 肺腺ガンと出会ってしまった以上、友好的に付き合ってゆきたいのが、今の心境です。

匿名 さんのコメント...

首都圏に住むとこの種のセミナーだけでなく、文化、スポーツ他あらゆるもので地方との差感じますね。私も単身赴任で首都圏に住んでいたのでその差がよく分かります。もっともそこに住んでいた時はあまり利用せず、今になって後悔していますが・・・。特に医療などは地方との格差をなくす施策が必要です。

匿名 さんのコメント...

tamyさん、いつも几帳面にアクセスする方々に答えていられます。これは大変な誠意がなければ出来ないと思います。メールを送った者にとっては、返事が返って来ることは本当に励みになります。しかし、tamyさん、場合は200人もの人々からブログやメールにアクセスしてこられますので回答を送信するのも忙しい事ですね。私もブログで本当に癒された一人です。3年、4年と続けてこられた事は患者さん、家族の人々にどれだけ勇気や励ましを与えたことでしょう。感激しています。息抜きも必要ですよ、体調に合わせて気楽に過ごしてください。

匿名 さんのコメント...

大さん、ありがとうございます。書き込みをされた方への返信は当然のこと、特別なことではありません。アクセスは200人でも、書き込みされる方は大さんもご覧になっていて分かると思いますが、ごく少数の方ですので負担になることはありません。でもその200人の方に時々思いを馳せることがあります。皆さん、何らかのルートからこのサイトにご縁ができたのだと思いますが、ご本人か、ご家族が同じ病気で悩まれていて、200人それぞれの悩みを抱えているのだと思います。従ってこのサイトへの訪問者が増えれば増えるほど複雑の気持になります。