2007年7月6日金曜日

【第2クール再入院第16日】

【点滴15日目】

昨日ブログの記事をアップしてから、午後に「悪い情報」「良い情報」がもたらされた。
「悪い情報」午後担当のI先生が病室に見えた。昨日の血液検査の好中球の計算値を間違えていたという。好中球は血液検査の表にはいつも載っていない。分析結果から計算して出すらしい。そのときの計算を間違えたという。そして計算し直した値はあまりよくない。従って白血球増強の注射を明日の朝に打って、午後いちばんで採血して結果をみるというように変更したい。「しっかりしてよ」といいたいが、先生にそんなことはいえない。ニコニコして 「そうですか。明日はよくなるでしょう」という。

「良い情報」夕方の回診で、主治医のY先生からうれしい話があった。昨日3:30~5:00に行ったPET-CTの結果が速報で分かった。前回行ったPET-CT結果との映像を比較したところガンの進行が止まっているようだ。従って今の抗がん剤に治療効果があると判断して、3・4クールの治療を引き続き行う・・・という話だった。私には血液に対する副作用が強く出過ぎるので、3・4クールを行わないと言われるのではないかという不安を持っていた。中間チェックなので効果は厳密には分からないが、取敢えず次のステップへ進めることに安堵した。

朝の採血の結果が14:00頃分かった。白血球は9,290に上がった。注射の効果はすごい。前回の時と同じ経過を辿っている。好中球もそれなりに上がってるということで退院の許可が下りた。
ちなみに好中球とは白血球の一種である顆粒球の1つ。白血球の中で最も数が多い。白血球の40~60%を占め、細菌などの体内の有害物を除去する働きがある。これが少ないとウイルス感染しやすい。いつも渡される血液分析表には載っていない。口頭での説明なので、いつもピンとこなくて聞き流してしまう。

今日あたふたと片付けて退院することも可能だが、入院生活で体力は想像以上に衰えていることと、荷物が多いことを考えると手伝いがいてくれると心強い。退院予定が2転3転するので、迎えの人の予定がたたない。今日はあいにく家内も仕事が休めない。電話でやりとりして家内の都合のよい明日の午後退院としてもらった。次の予定は10日に予定されている外来診察はやめて、入院(第3クール)を13日以降に予約することになった。

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

いやー、良かった良かった。
【効果がある】というのは、患者さんにとって何より嬉しい事ですね。
(^o^)

脱毛やら痺れやら吐き気やら....
肺がんの抗癌剤治療に関しては、半数以上の人が「副作用だけ出て効果がない」というのが現状ですから、ホントに良かったと思います。
tamyさんの日頃の行い...が幸運をもたらしたのでしょう。

匿名 さんのコメント...

ユーミンさん
日頃の行いはあまりよくなのですが、何とか次のステップへ進めそうです。皆さんの励ましはとても力になります。

まだまだこの倍の時間がかかりますが、何とか最後まで(これで終わりかどうか分かりませんが)がんばりたいと思っています。

匿名 さんのコメント...

tamyさん、御自分の家からの富士山はやはり、すばらしいと思いますよ。我が家ほど良い物はありませんね。奥さんの暖かい気持ちがまた嬉しい事でしょう。ほんとに最近の抗ガン剤は良い効果がでていますね。患者にとっては有り難いことですね。いつも冷静に真摯に治療に取り組まれている姿がすばらしいですね。応援しています。

tamy さんのコメント...

大さん
いつもいつも暖かいコメントありがとうございます。今の医学では治療法に自分で選べる選択肢が殆どないのが現状なので、可能なことを実行して節目で効果を見る・・・この繰り返し。言葉は悪いですが、「運試し」に賭けるような気持です。どこまで運が続くか・・ですね。