2007年8月30日木曜日

免疫システムのしくみ

人間の体は約60兆個の細胞でできており、そのうち免疫システムを担う免疫細胞は約1兆個、重さにして約1kgほどになる。その免疫細胞も1日に100億個が入れ替わる。体内を流れる血液にも多くの細胞が存在する。人間の身体を守っている「免疫」という自己防衛システムにおいて、重要な働きをするのが白血球。この白血球には「顆粒球(好中球、好酸球、好塩基球)」と「リンパ球(NK細胞・T-細胞・B-細胞)」と「マクロファージ」があり、それぞれ60対35対5の比率になっている。その自己防衛システムの役割は顆粒球は大きなサイズの異物を食べて処理し、リンパ球はウイルスなどの微小なサイズの異物に対して抗体と呼ばれるタンパク質を使って攻撃し、マクロファージは異物の浸入を顆粒球やリンパ球に知らせる役割をもつ。

以上は人間の体内で免疫システムがどのように働いているかのごく一部を抜粋したものである。こういう文章を読むと、自分の体内ではミクロ単位のいろいろな細胞が複雑な働きをしていることを知り驚くばかりである。

自分がガンという病気にかかったのも、免疫システムに不具合が生じた結果であり、今治療中の身で白血球やその中の好中球の減少で悩まされているのも、これまた免疫システムが抗がん剤で新たな不具合を生じている結果だと思うと複雑な気持だ。

複雑な免疫システムを詳しく知ってもどうなるものでもないが、今健康な人はどうすれば病気を予防できるかのヒントぐらいは掴めるはずである。情報スクラップにリンクを貼らせていただいた。ややこしい専門用語は出てくるが、読みやすく書かれているので、一度はお読みになることをお勧めしたい。

情報スクラップ「免疫システムを知ろう!」

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

tamyさん、私の俄勉強の端くれをご披露しますと、マクロフアージの上をいく、胸腺から出されるキラー細胞の役を担った物が人間には備わっているそうです。山本参議院議員が胸腺ガンで自らが述べていますように発見が遅れて、肝臓に転移して大変だったようです。肋骨の影で見えなかったようですね。この度の選挙で当選されて良かったですね。参院での発言は身につまされる思いです。魚から進化した人間はエラが胸腺として残って、両肺の縁にへばりつているそうです。役目がほとんど無いが、いざという時に働くそうです。不思議ですね。長くなって済みません。

匿名 さんのコメント...

大さん
人間の体の中で起こっているミクロの世界は本当にすごいことなんですよね。現代の最高の技術をもってしてもその何分の1も再現できないのでしょう。
ガンは場所によっては発見が遅れることはあるようですね。そういう意味では病気にも運・不運が大きいようですね。