2008年3月1日土曜日

2月29日の誕生日

つい先日まで、やれクリスマス、お正月といっていたと思ったら、もう今日から3月、正に「光陰矢のごとし」。最近は矢どころではなく、映画「マトリクス」の映像に出てくる銃弾のように日が過ぎて行くような気がする。

昨日は4年に一度の2月29日。散歩をしながら「今日誕生日の彼、今頃どうしているかな」と、サラリーマン時代の後輩であったその人のことを思い出していた。

大分以前のことだが、2月29日は4年に一度しか来ないので、「君、毎年のお誕生日はどうしているの?」と彼に聞いたことがあった。すると、その答は4年に1度、盛大に4年分を祝ってもらってるということだった。

しかし、子供時代には誕生会的なものは4年に1回ではなく、毎年28日か1日には簡単に祝ってもらったようだが、熱が入らずどうしても略式になるので、4年に1回の29日が通常年よりも盛大な誕生会をしてもらえる分、得をしているような気がしたと言っていた。

そして、本人は意識して、人とは違うのだからということで、プレゼントをちょっと高めのものを要求すると、大体は通っていて得をした気分だったということだった。まあ、親の方もかわいそうだという気持があって、多少の無理をしたのかもしれない。

そして、子供の頃には友達からは12歳でも4歳じゃないか等とからかわれるのがいやだったそうだ。もっとも大人になってからは、4年に1つ歳をとるならありがたいが・・・と思うようになったそうだが。

その人とはずいぶん会っていない。今頃どうしているんだろう。誕生日が4年に1回だと、こうして人の記憶に残るので、それも得なことかもしれないと考えたりした。

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