2008年3月3日月曜日

B級グルメ

最近、テレビや雑誌などでB級グルメという言葉を頻繁に目にするようになった。地元静岡にも富士宮やきそば、静岡おでん、浜松ぎょうざなどが全国的にも有名になっているようだ。日本全国どこにも同じよう地元に根付いた郷土料理がある。

我が家の食卓にも、昼食などに富士宮焼そばが登場することがある。他の地区の焼そばとどう違うか?そばの製法が違うようで、やや固くて歯ごたえがしっかりしているのが特徴だ。静岡おでんは黒はんぺんや牛すじ肉が入っている点が特徴。

私は20歳を過ぎて当地に来たので子供時代は知らないが、家内は地元育ちなので、駄菓子やにこの静岡おでんがあって駄菓子を買うついでにおでんを食べたという。これらは昔から郷里に根付いていて、その地方の伝統と一体となっている。

ところで、「B級グルメ」という名称は誰が付けたのか知らないが、私にはセンスのないネーミングに思えて、どうも好きになれない。

それに、元々グルメという言葉は美食家とか、食を楽しむ「人」のことを指して使っていたように思う。今使われているB級グルメという言葉は料理自体を指す言葉なので、使い方も間違ってはいないのだろうか?

それに料理にA級とか、B級とかランク付けをすること自体に抵抗を感じる。高い、安いはあるが、それは料理のランクではない。ミシュランの三ツ星レストランに行く人も毎日それを食べるわけではない。家庭に帰ったり、故郷に帰ったときには郷土の料理をおいしく戴くはずだ。比較するものではなくて全然別物だと思うのだが。

今年のサラリーマン川柳の中に「ミシュランよ 手が届くのは ガイドだけ」というのがある。私もその口だが、そうかといってひがんで言っているわけではない。

B級なんてネーミングはやめて、郷土料理とか、庶民料理といった特徴を現すものにしてもらいたいものだ。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

そうですね。確かにB級グルメというのは違和感あります。B級グルメにはジャンクフードと呼ばれるものも含まれるそうですが、郷土料理も良いですが、「なごみ料理」というのもいいかなあと思います。

tamy さんのコメント...

れいさん
そんな感じのネーミングがいいですね。
多分、どこかの雑誌の編集者あたりがつけた名前でしょうが、日本人の心に響くような名前がほしいですね。