2008年7月1日火曜日

今日から7月

今年も早いもので今日から後半に入る。
先週の退院後5日がたち、タルセバ服用は今日で20錠目になる。

タルセバは写真の右の錠剤で、左のイレッサとほぼ同じ大きさの錠剤である。ピンク色の外観は一見とてもソフトな印象を与えるが、外見とは違い、私にとっては非常に強烈な薬だ。ピンクの衣装を着た一見かわい子ちゃん風の悪女といったところだ。

抗癌剤といえば点滴を連想するが、近年出現したいわゆる分子標的薬といわれるこの錠剤の抗癌剤はいろいろな長所がある。

難しい理論は良く分からないが、説明によると分子標的薬というのは「上皮増殖因子受容体と呼ばれる癌関連たんぱく質に特異的に作用し、これらを阻害する薬剤として開発された肺がん領域で最も臨床応用の進んだ薬」だそうである。両方の抗がん剤を体験したが、この種の分子標的薬の良さは副作用が軽い、飲み薬なのでストレスが少ない。自宅で治療できる・・・というように点滴に比べてずいぶん楽な治療法だ。

タルセバの副作用はイレッサに非常によく似ている。皮膚疾患が多くの人に出やすいことをはじめ、下痢、肝臓数値の上昇、つめ障害、間質性肺炎等々である。

私の場合は皮膚が元々人より弱いので、イレッサのときも今回も皮膚疾患には人一倍悩まされている。主治医の先生もイレッサのときの症状を見ているので、タルセバを服用する前にずいぶん心配されたが、実際にその通りになった。
特に飲み始めて1週間前後から出だした顔の皮疹はイレッサの時には経験がない副作用。今日は今までより少し症状が緩和されているように感じる。このままだんだん良くなることを期待するばかりだが、問題は7月中旬に予定されているCTで効果がどうなのかということである。

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