2008年11月20日木曜日

退院後初の定期検診

治験薬を服用し始めて今日で29日目となる。
今日はデータで治験を継続するか中止するかを決める大切な検診日である。

今までも書いたとおり、1ヶ月弱毎日2回服用しているこの薬、全く拍子抜けするほど副作用が現れない。過去イレッサ、点滴の抗がん剤2種、タルセバいずれも程度の差はあるものの副作用にはかなり悩まされた。その感覚からすると副作用のないのは結構なことだが、肝心の効果もないのではないかと疑いを持つようになる。その反面、永く続けるならこの薬は最高な薬であることは疑う余地がない。

治験の予定通り、本日採血、採尿、心電図の測定を行い、その後主治医の先生の検診があった。

・採血に関して・・白血球 2,990、好中球 1,049
相変わらず許容範囲の下限より低かったが、治験を中止するレベルよりは上だったようだ。数値は過去2回とほぼ同じレベル。日常生活に大きな支障はないが、細菌感染等に十分注意する。
肝臓の数値はじめ、白血球以外の項目はすべて許容範囲内であった

・採尿、心電図は異常なし。
・17日のCTの結果 2ヶ月前(今年9月22日)のCT画像と比較した結果は細部まですべて全く変化なし。改善されていることがベストだが、変化のないのもベターな結果。

総合的に判断して、治験薬の服用を今後も継続する。これからの検診は2週間に1度となる。

ガンさえ現状維持が保てるなら、副作用が殆ど現れないこの薬を継続することが望ましい。ただ気懸りは白血球・好中球の減少である。これが副作用かどうかははっきりしないが、低値安定をしているというのは副作用である可能性が大きいのだろう。さらに数値が下がれば中断または中止も考えられるので、数値を下げないことが最大の懸案となる。

15 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

tamyさん

定期検診ご苦労さまでした。ここ数ヶ月治療がきつく、フォローできていないのですが、投与開始前の病巣は何センチくらいの大きさだったのでしょうか?
場所、大きさ、数、及び、できればPETでの集積度、など簡単で結構ですので教えて頂ければ幸いです。

匿名 さんのコメント...

目立った副作用がないとのこと本当に良かったです。
現状維持も良い結果です。
EGFR遺伝子変異陰性患者としては多いに期待しています。

tamy さんのコメント...

study2007さん
手術前の原発は右肺上部直径2センチのガンが一つありました。右肺上部3分の一を切除し、1年後に再発したときは手術した右肺の残りの部分に大小様々の散発のガンが複数個見つかりました(他部署への再発はなし)。ひとつひとつははっきりした形がなく、ぼんやりと写っていて輪郭も明確ではなく大きさは良く捕らえていません。
その後4年半の間にどれがどの位という捕らえ方はしていませんが、大きい部類のガンの形がはっきりしてきたという感じです。
PETの集積度という難しいことはよく分かりません。

みっちーさん
ありがとうございます。抗がん剤の副作用がないのは薬自体に副作用がないのか、飲む量が少ないのか・・・この治験ではいくつかのグループで飲む量を変えてデータ取りをしています。これからいろいろなことがはっきりしてくると思います。

匿名 さんのコメント...

検診お疲れ様でした。
(^o^)

副作用なしで現状維持なら、最低限のラインはクリアですね。
さすが静岡ガンセンター。
ガンの内科治療は日本一ですね♪
こちらは術後2年が経過しました。
急に寒くなったので、風邪をひかないようにして下さいね。
(^^/

匿名 さんのコメント...

tamyさん

なるほど、どうも有り難う御座いました。今後も良好な経過が続くことを期待しております。

匿名 さんのコメント...

tamyさん、結果が良い方向に向かいつつあるようですね。嬉しいですね。全国の患者さんに勇気を与えてくれていますね。分子標的剤が今後は主流の抗ガン剤になりますね。頑張ってください。

匿名 さんのコメント...

tamyさん、ご無沙汰してます。
治験薬の副作用なく現状維持とのこと、良かったですね。
これから、寒くなり感染症も流行り始めますので、体調にご注意下さいね。

tamy さんのコメント...

study2007さん
がん状態の補足ですが、CT画像ではうっすらと写っているものが多く、大き目のものが中心が濃くなっているといった状態です。もちろん原発だったガンよりはかなり小さく進行も遅いのですが、一斉に育ちだすと手がつけられなくなるでしょう。


ユーミンさん
大さん
tomyさん

現状維持で喜ぶのも情けないですが、今まで他の抗がん剤で悩まされたので、こういう心境になるのもやむをえないことです。

匿名 さんのコメント...

tamyさん

補足、ありがとう御座います。病巣の様子がかなりイメージできました。
プロ野球のクライマックスシリーズみたいなもので、肺癌相手に「引き分け」は「勝ちにも等しい」と私は考えています。
ARQ197については私も来週の外来でがんセンター主治医に相談してみようかと考えています。今後ともよろしく御願い致します。

匿名 さんのコメント...

tamyさん

おはようございます。副作用が無いのは、何よりです。
現状維持でも進行が無いのなら、
ゆっくり行きながら道が開けて行くと思います。
でも 早く認可されてほしいのも、内心ありますね。

寒いですね。其の分、空気が乾いて空が奇麗ですね。
インフルエンザの予防注射をしようと思いましたら、熱を出してしまいました。これからもっと寒くなると思うと恐怖です。

tamy さんのコメント...

takemiさん
本当に良い薬ならば、認可のスピードを早めてもらいたいですね。

私も次回の検診時にインフルエンザの予防接種を予定しています。近所の内科ならいつでもできますが、風邪をうつされるのも困るのでがんセンターにします。

匿名 さんのコメント...

 tamyさん

 骨髄抑制以外はstudy2007さんのご意見のように「よい経過」、引き分けなら上出来なのでしょう。
 わたしも引き分け待望しています。

 こちらは6日から21日まで入院でした。
 今回は内容が錯綜してブログの整理がつけ難く空白状態です。
 酸素飽和度低下はなんとか切り抜けました、このことの意味が今一つつかめない、流れは良い方向なのですが・・・・。

 study2007さんも九州旅行、仲間の朗報は何よりのクスリです。

 急激な寒さ、みなさん呉々もご自愛を。

tamy さんのコメント...

ハンフリーさん

皆さん言われるように「引き分け」は良い結果ですね。

化学療法の勝率の低さをつくづく思い知らされています。

Kate Sentinel さんのコメント...

時々、読ませていただいて、自分の糧にさせていただいてます。
副作用なく、変化なしはとても良い結果だと思います。
これから寒くなるので、この白血球、好中球の数。感染症には十分気をつけてください。
もとの病気ならいざ知らず、風邪ごときに脇を探られませんように、ご自愛ください。

tamy さんのコメント...

計人さん
ありがとうございます。
この歳になると、今持っている病気のほかにもいろいろ心配しなければならないことが多くて困ります。
とりあえずは当面のインフルエンザ対策で、来週の定期検診のときに予防接種をしようと思っています。